妖怪道五十三次も好き

お昼ご飯でも食べようかとテレビをつけたら水木しげる御大の訃報が速報で出た。
百鬼夜行に加わってしまわれた。
母の実家に行くと、時代がかった本や漫画があって、
子どものころは怖いもの見たさでよく開いた。
私が帰った後は居間に水木御大が挿絵を書いた『雨月物語』がよく置きっぱなしになっていると、
叔母に言われたのを思い出す。
確かによく読みました。
面白いけど家に持って帰って自分のものにするには怖い。緻密な絵。
その後怖い話大好きに育った私だが、
この『雨月物語』は原体験だった気がする。


境港に行ったときは寒いくせに友人と異様に盛り上がったし、
水木しげる展に行ったときは‥両国だったからちゃんこが美味しかった。


残念なことに今御大の本がない。ので、京極さんの百怪図譜でも開いて
そばにあるお化けの世界にちょっと思いを馳せよう。


水木しげるの雨月物語 (河出文庫)


京極夏彦画文集 百怪図譜