ありそうでなさそうだから読む

寝ている坊の横で読んだ本を少し。
横関大さんの『再会』と『グッバイ・ヒーロー』。
『再会』を予備知識のないまま文庫で衝動買い。
とても読みやすく、
とてもありがちな設定の幼馴染ミステリーだけどありがち的には終わらず
面白かったので『グッバイ・ヒーロー』を図書館で借りました。
こちらはハムスターが車を回すように話がどんどん進んであっという間に読めてしまいます。
京都に新幹線で行くなら持ってっていいよ!な安定感。


相棒が『再会』を見て
「なんか東野圭吾にありそう」とな。
確かに…ありそう。あるんじゃない?内容もちょっとありそう。
乱歩賞だし。
いやいや。
『再会』の解説には、
乱歩賞を取るための傾向と対策があるだかないだか
というようなことが書かれていて結構興味深い。
(解説を確認しようとしたけど本を母に貸していてなかった)
ある程度の"傾向"はその賞の意味風味を作るものだからあると思う。
○○賞を取ったから読んでみる、という動機はその傾向に安心したいのかなあ。
どうせなら江戸川乱歩みたいな賞受賞作!!なんかも読みたいかも。
そうしたらやっぱり大乱歩のすごさを再認識するんだろうか。


それから小野不由美さんの『残穢(ざんえ)』も読みました。
怖いよ。


再会 (講談社文庫)


グッバイ・ヒーロー


残穢