なんだ本だ

想像を表現するとだいたい31文字よりはみだす                                                                                                                                                                                                               

本屋さんで2時間くらい過ごしたいが、 そんな余裕も今のところないので 引っ越しのダンボールを開けながらこんな本あったなーと新鮮に見返すことができ、 且つあまり物事を考えなくてもよいものを(だいたいお風呂で)読んでいるこの頃。 ということで『古典…

謙虚で冷静なふしぎちゃんになろう

今カール・セーガン氏の『人はなぜエセ科学に騙されるのか』を再読中。 私はある物事をどう考えるのか、 なんとなく書かれた言葉を鵜呑みにしていないか、 批判に対してちゃんと開かれているか、などなど、 考えさせられる。 面白く恐ろしく耳に痛い。 いろ…

七つの声を持つ親たち

坊も最近はストーリーのある絵本も楽しむようになってきた。 そこで今年お世話になった絵本を少し。 『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』バージニア・バートン これは私のお古。 特に絵本はなんだって主役(登場(人)物)になれるのがいい。 雪に覆わ…

たまに失敗

私が中高生くらいのときはCDをジャケ買いするということがあったのだが、 昨今ではもうそんな状況はあんまり見られないのだろう。 …ちなみにジャケ買いというのはCDや本などの中身は知らないけど、 パッケージに惹かれて買っちゃうことです (少なくとも私は…

彼女は強すぎ

なかなか本屋さんでゆっくり歩きまわることがないので再読フェアが進行中。 先月はスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』を読んでいました。 文庫で3部作全6巻と長く、しばらくもつぞという感じなのですが、 とても面白いのですぐ終わっちゃう。 (映画化さ…

こちらこそ光栄でした

今冬は雪が降らないなあと思っていたら降りました。 火曜日にたまたま相棒が夕方早く帰ってきて「雪だよ」と。 おぅおぅと見るとみるみる家々の屋根が白くなり、 日も落ちてすっかりモノトーンになったのでした。 2〜3時間で止んでしまいましたが雨にも変…

お正月に読もう

年末から読んでいた本は鈴木光司氏の『エッジ』、 京極夏彦氏の「巷説百物語」シリーズ、 丸井諒子氏の『ひきだしにテラリウム』などなど。 『エッジ』は…なんだろうな。 今この世界の科学的秩序が変わったらどうなってしまうのでしょうかという…。 発想はす…

読者はさまよえ

昇仙峡は覚円峰(左)。 その昔お坊さんがこの頂上で修業したそうだよ。火の鳥でも来ちゃいそうです。 ____________________________________ 先月のことですが、もはや続編なんて出ないだろうと思っていたSFのシリーズ…

ありそうでなさそうだから読む

寝ている坊の横で読んだ本を少し。 横関大さんの『再会』と『グッバイ・ヒーロー』。 『再会』を予備知識のないまま文庫で衝動買い。 とても読みやすく、 とてもありがちな設定の幼馴染ミステリーだけどありがち的には終わらず 面白かったので『グッバイ・ヒ…

すぐ終わってもったいないのが美点

北村薫さんの本で最初に読んだのはありきたりに 円紫さんシリーズだ。 すごくきれいな文章だと思った。読みやすいのはもちろん、 何というか文章自体が春はあけぼの〜みたいに素敵だ。 と、微妙な喩えだがまあいいや。 その北村さんの短編集『1950年のバック…

気分に抗わないこと

相棒と坊とで実家に行ったり 相棒に坊を任せて怠けたりしている間に 夏休みで言えば佳境に入ってしまった。 お盆休みもオリンピックも終わってテレビをオフにする日々が戻ってきた。 いつまでも暑いですなあ。 それでも公園に行けばツクツクボウシの声が聞こ…

汝、ファンタジスタちゃん

宮部みゆきさんの『英雄の書』を読んだ。 私はこの方の本をたぶんほとんど読んでいると思うけど、 これについてはうーんふーんって感じだった。 なんでこんなにファンタジーなのだろう。 ファンタジー、好きです。 その定義はどうあれ、これについても一通り…

バットマンじゃないよ

今日も最近読んだ本の話。 小林朋道氏の 『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます![鳥取環境大学]の森の人間動物行動学』 このインパクトのあるタイトルは何回か新聞の一面下の広告で見たことがあった。 ずっと気になっていたんですよね。 図書館に行っ…

分厚い空っぽ

貴志祐介氏の『悪の経典』を読んだ。 何も残らなかった。 別に悪い意味で言っているわけではなくて、 まあそっかこういうお話だったのねという…。 大変ひどい奴が出てきて大変ひどいことを次々に起こす。 そういう物を読んだら何かしら考えさせられるものだ…

子どものコーナーは整頓されていた

Yahooのニュースの見出しに「強風やしけにも注意」とあるのを 「しもやけ」にも注意かあと思ってしまった私も、 今日は雪のようなみぞれのような中を歩いて休日出勤した。 さすがにしもやけを心配するほどではなかったです。 最近、市の図書館の子どもコーナ…

こたつでイタリアとか雪山とか

図書館で借りた『ヒストリアン』(エリザベス・コストヴァさん)を読んでいたのだけれど、 特に理由もなく挫折。 もう2〜3回目だなあ。 今回が一番遠くまで読めたから次くらいには読み切れるかもしれない。 面白いのですよ。 面白いのですけど、読んでいる…