読者はさまよえ

昇仙峡は覚円峰(左)。
その昔お坊さんがこの頂上で修業したそうだよ。火の鳥でも来ちゃいそうです。



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先月のことですが、もはや続編なんて出ないだろうと思っていたSFのシリーズの新刊が
9年だか10年だかぶりに発売されるというニュースがありまして、
まあびっくりした私は既刊の10冊を実家から母に持ってきてもらい、
読み返しながら発売日に備えていたのでした。
そして発売日を数日過ぎた土曜日、車でスーパーに行くついでにちょっと大きい本屋さんに寄った。
ない。
次にもうちょっと大きい本屋さんに寄った。
ないなあ。
ないので宮沢章夫さんの『彼岸からの言葉』を買う。違うんだけど。
帰ってから自転車で近所の小さな本屋さんに行った。
ない。そもそもここにはハヤカワ文庫がない。
いかんでしょ。
でもこの本屋さんがなくなったら困るからちょくちょく行かないと。。。
と、なぜか勝手にさらに使命を帯びる。


日曜日、小雨である。
ここらでは大きな24時間スーパーに入っている本屋に行く。
ない。
ああもうこの街では手に入らないのか?!
相棒に頼んでTSUTAYAに車を回してもらう。
本棚を一周して、ない。
ここでなかったら明日バスで駅の方に行こうと顔を上げた新刊コーナーに、
あー、あったー。
おぉお久しぶりです。森岡浩之さん。
この続きはまた今度。


早川、創元もおいてください。


彼岸からの言葉 (新潮文庫)


星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫JA)