ごはんをたくさんたべる(坊の約束その2)

母校は残念ながら決勝で負けてしまったが、
不意打ちのいい夢を見させていただきました。
そして高校時代に野球部の応援に一緒に行った友達のことを思った。
この時は確か2回戦ぐらいで地元の球場で試合があって、
強豪校とあたるというので
もう3年で最後だし、勉強嫌だし、
1回くらい(負けっぷりを)見に行ってみるかと連れ立って行ったのが、
予想外に勝ってしまってやっぱりいい夢を見たんだった。
その友達は本当に遠くに行ってしまった。
私が知らないうちに。
真面目なお茶目さんで、満月みたいで浴衣が似合った。
時折苛烈なことを言った。
夏は彼女が遠くに行った季節だ。
彼女はどの季節にも居て私にいろんなことを教えてくれたのに、
そのことを思い出すのはどうしても夏だ。
きっと自然なことなのだろう。
とにかく彼女のことは私が多分意志のない原子に戻るときまで憶えている。


戦争について考えがちなのもやっぱり夏だ。
別に季節の恒例行事というわけではないのに。


やっぱり夏は苦手。
暑くて食欲がないです。。

あそんだらかたづける

急に暑くなってバテ気味になり、政治に主に与党に憤り、
嫌だなあもーと思っているうちに坊は初めての夏休みを迎えた。
幼稚園から夏休みのお約束を決めましょう、と言われたようで、
坊ははりきって、やたらたくさん約束を設定した。


「そんなに決めても守れないでしょ。いいの?」
「おとなはやくそくいっぱいまもるから!」


どうも彼は早く大人になりたいらしく、
且つ大人は約束を守るものだと思っているようだ。
世の中の、特に世の中を動かしている大人に聞かせてやりたいもんだ。


とはいえ約束を守るように仕向けるのは私や相棒のお仕事で、
なんというか、今年は忍耐の夏の予感。


そんな予感に震えていたら、私の母校が甲子園の予選を勝ち進み、
そろそろ夢見てもいいところまで来ていた
強豪校でも何でもないただ古いだけの高校なのに。。。
無駄にそわそわしている。


夏は苦手。

この2か月を振り返る

このことここに書けるなあとよく思うのだがすぐに消えてしまって
ウタカタノカナタ。
なので今日はいくつか写真を貼って何かを濁してみよう。



坊に「レゴでライオン作って」と言われたのでやってみたら犬のようになった。





京都で一番印象に残った場所。
今の私にはスペクトルに見える。





この小さなキュウリが後に坊の腕くらいの太さになり、
それが群れを成して我々を追い込んでいくとはまだ当時は思いもよらなかったのであった。





ちびくんの猫らしからぬいくつかの特徴についてはおいおい触れていこうと思う。




ウィンブルドンをほぼ寝ながら見ていますが、
もうフェデラーに勝ってほしい!
あれ、トロイツキさん残ってるじゃん。いいよー。

寿命が縮んだり延びたり

GWのことを振り返れば、坊が体調を崩して旅行がキャンセルになった。
つられてか相棒も確かおなかを壊していた。
みんな回復したかと思いきや、
再び坊が何かに感染して高熱を出し、
痙攣して夜中の救急車というこっちの寿命が縮む経験をした。
(本当に恐ろしいことです)
幸い大事に至らずに坊は元気になり、京都に海外のお客様に会いにみんなで出かけることができた。
そして英語力のなさを再確認。
抹茶パフェを味わう。


その合間に、なんとなんと、我が家に新しい顔が仲間入りした。
念願の念願の猫である。
おもへばながいみちのりだつた。
猫を飼うとなれば、ペットショップで探すのではなくて、
いろんな事情がある猫を引き取ろうと決めていたので
猫の保護活動をしている団体さんに相談してお見合いに行った。
そこでものすごくアピールしてきたちびくんに決めた。


ちびくんとはいえ、もう5歳。そしてやや(かなり?)太り気味。
所作が猫にしてはだいぶ適当という特徴を持つ。
坊に対しては大人な対応をしてくれる。
新人のちびくんだが、もうすでに我が家に欠かせない存在としてその地位を確立している。
こうして私や相棒が抱く責任が一つ増えたわけで、
それにしては嬉しくてしょうがないただの猫派の日々なんでした。


防戦一方

「ママ、だいがくで、かいじゅうみたいなかおしてる」
といきなり坊が言ったのですな。
「えー!?何それ。そんなことないよう。」
いや本当に。
多分。
「誰にそんなの聞いたの?」
と尋ねてみたら
「〇〇〇〇せんせい」
見事に私の元指導教官であるボスの名前を答えたのだなこれが。
私の知らないところで電話でもしてるのかと一瞬本気で疑った。
怪獣とは、なんでかねえ。
大学ではなるべくそうっと存在しているのだけど。


最近の坊はこんな風に思っていることをよくしゃべる。
「ママ、なんで耳にあな、あけちゃったの?だめでしょ!」
と諭されもした。
…いいなあと思ったんですよ。
人生おおまかにそうでしょ。
後ろ暗いことは何もしていないですから。


坊のほうがよほど怪獣に近い。とムキになってみる母。

灰色も通過している模様

引っ越して判ったことだが、我が家の庭が猫たちの通り道だった。
これは何と嬉しい誤算でしょうか。
雨が降った次の朝には足跡を発見。
ここで雨宿りしていったのかしらと思ってまた嬉し。


そそそそ、と茶白の猫が庭先を通り抜けていく。
「にゃんにゃんいたねー」
と坊が言う。
いたいた。
それぐらいでまた来週もがんばれる。という他猫本願いまむかし。
これぞまさにネコ歩き。
岩合さんの写真展行きたいなー。行けるかなあ。
  ⇒⇒ http://www.crevis.co.jp/exhibitions/exhibitions_044.html

想像を表現するとだいたい31文字よりはみだす                                                                                                                                                                                                               

本屋さんで2時間くらい過ごしたいが、
そんな余裕も今のところないので
引っ越しのダンボールを開けながらこんな本あったなーと新鮮に見返すことができ、
且つあまり物事を考えなくてもよいものを(だいたいお風呂で)読んでいるこの頃。


ということで『古典を読む 万葉集』(大岡信岩波書店)ですが、


恋をうたう季節をうたう
悼む笑う嘆く とうとうと


私は本当に歴史には無知でいろいろな背景を知らず恥ずかしいのだが、
古代の人たちの想像力と表現力をふと見るだけでだいぶ満足する。
想像力が豊かかそうでないかは人それぞれ最初の立ち位置は違うだろうけれども、
自分の経験や知識からどれだけのことを想像できるかは
ほぼ意識次第なんじゃないかと最近思う。
                                                                                                                              想像力って大事です。
大学でも社会でも。
かるーいおつかいをするんでも。
                                                                   
古典を読む 万葉集 (岩波現代文庫)